2012年04月20日

茶の湯の現代展 出だし好調?

 茶の湯の現代展は公募展としては第1回目なので、まだ智的な雰囲気がただようまでにはいたっていませんが、お客様の流れがあり好調の兆しです。もしかして日本橋の三越で開催されている東日本伝統工芸展の影響? 公募の対象が陶磁器だけでなく、漆工、木工、竹工、金工、ガラスなど、素材の幅が広がったからでしょうか。
 私たちスタッフも、作品の素材が広がったので興味津々です。実のところ東日本伝統工芸展の会場もずっと気楽にまわれました。見るためのとっかかりができた感じです。
 それに同じ作家さんでも、伝統工芸展への出品作と智美への出品作との間に造形的な開きがあり、比較する楽しみもありました。
 現代の造形を紹介する展覧会を「茶の湯」というテーマで開くのは難しい部分もありますが、作品全体を見渡すと、使うことをイメージしながらつくられた「うつわ」を並べた展示室は、造形性を競う「菊池ビエンナーレ」と対照的です。(花)
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2012年04月10日

展覧会【茶の湯の現代】 関連行事のお知らせ

4月14日(土)から始まる展覧会
「茶の湯の現代 ―用と形― 第1回公募展」の期間中、下記の関連行事を開催いたします。

初日に行われる、入賞者の授賞式、続く講評会は一般の方もご聴講いただけますので、
ぜひご参加ください。呈茶を行う関連行事は、各日事前のお申し込みを承ります(先着順)。
お問い合わせは美術館までご連絡ください。


◆2012年4月14日(土)
 午後3時半〜  入賞者、入選者授賞式
 午後4時半〜 講評会


イベント呈茶 + 作家と語る
■参加費 各回お一人様1,800円(観覧料を含みます。展覧会の当日分観覧券をお持ちの方は参加費1,000円)
■定員 35名(先着にて受付)

◆5月12日(土)15時〜
ゲスト 灰外達夫氏 (大賞受章作家) / 席主 林屋晴三 (当館館長)
◆5月26日(土)15時〜
ゲスト 池田 巖氏 (優秀賞受章作家) / 席主 林屋晴三 (当館館長)
◆6月9日(土)15時〜
ゲスト 宮地陶博氏 (優秀賞受章作家) / 席主 林屋晴三 (当館館長)

イベントナイト・ミュージアム (立礼茶会 + 対談)
閉館後の美術館にて、立礼による呈茶会を催します。呈茶後にゲストと席主の対談をお楽しみください。
■参加費 お一人様2,800円(観覧料を含みます。展覧会の当日分観覧券をお持ちの方は参加費2,000円)
■定員 50名程度(先着にて受付)
■午後6 時半より(開場=午後6 時)

◆2012年6月16日(土) 午後6時半〜
ゲスト 千 宗屋氏 (武者小路千家家元後嗣)
席主 林屋晴三 (当館館長)



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2012年04月02日

アートフェア2012

 先週、金曜日〜日曜日まで有楽町の国際フォーラムで
春のアートフェアが行われていました。お知らせをいただいて、
昨年は、震災の後で秋まで延期になったのだった、と去年の春の
ことも思い出しましたが、仕事後に出かけてみると、今回は会場
スペースが広くなったそうで、比較的ゆっくりまわれました。

 古い物あり、工芸あり、もちろん平面や立体、映像作品などなんでも
ありという内容なので、普段あまり意識してチェックしていない
ジャンルまで見られて、ありがたい機会です。

今回、拝見していて私が吸い寄せられたのは、しぶや黒田陶苑さんが開催
していた、志村ふくみさんの裂(袱紗等)の展示でした。

artfair2012.jpg

染色、織物の分野では著名な作家さんですが、実際の物を間近で手に取って
見たのは初めてです。志村ふくみさんの布…着物となると、庶民にはとても手の届か
ない「憧れ」の世界ですが、ここでは袱紗になって一度によりどり並んでいますぴかぴか(新しい)

 写真では絶対分からないなと感じたのは志村さんの布が持つ、質感の魅力です。
なんと言うか、実際の裂はもちろん色そのものも繊細ですし、それらが複雑に組み合わさった
配色も素晴らしいのですが、ただの色ではないんです。色彩が絹の艶と合わさって、
ぱぁっと光り輝いて見えるのです。

artfair2012_2.jpg

 アートフェアはそれぞれのお店ごとにブースの設えも凝っているのですが、
志村さんの会場は白が基調になっており、裂の色が優しく映え、そこにいるだけで
春を感じさせてくれる展示でした。
そしてやっぱり、いつかはこの魅力を着物サイズで鑑賞してみたいなぁとため息が
出てくるという…。とにかく美しい紬の魅力に引き込まれる空間でした(と、再びため息)。(高)
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2012年03月29日

次回「茶の湯の現代―用と形―」展のお知らせ

現在開催中の、金重有邦 生まれくるもの展も、会期が今週土曜、
3月31日までとなりました。残り僅かとなりますので、お見逃しないよう、
ぜひお出かけください!


そして、次回の
「第1回公募展 茶の湯の現代―用と形―」のお知らせが出来ました。
会期:2012年4月14日(土)〜 6月24日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
観覧料:一般800円、大学生500円、小・中・高生300円

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チラシ裏面はこちら↓続きを読む
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2012年03月17日

春を待つ、花をみる(幾つかの展覧会)

今年の日本は、どこもまだ寒さが頑固に残っている感じが
しますが、それでも段々と次の季節への準備が始まっているようです。

梅はちょうど見ごろ、桜も芽が日に日に大きくなっていて、赤坂のとある
一本は、もうすぐ咲いてもおかしくない?というほど、膨らんで
来ています。
 先日、ナイトミュージアムで「花」について考える機会があったと思ったら
幾つかの場所ではじまる、花に関する気になる企画のお知らせがきました。


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2012年03月16日

触れて、聴いて、見て…3回のナイトミュージアム

今回の「金重有邦 生まれくるもの」展の会期中に予定していた
全3回のナイトミュージアムも先週で全て終了となりました。

3_3image.jpg

3月3日 聴く会:
能管演奏をしてくださった後の、藤田六郎兵衛さんと金重さんの対談


3_10image.jpg

3月10日 見る会:
いけ花の実演をしてくださっている、講師の武内範男さん


 当館は展示室以外に多目的スペース等は備えていないため、出来ることと
出来ないことがあるのですが、今回は制約のなかでも出来る限り新鮮な体験を
していただければ、との思いで実現した試みでした。


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2012年03月03日

椿参入

IMG_3752.bmp 

金重有邦展の展示室の最後の部屋に大きな甕を陳列しているのですが、昨日鎌倉の山から椿が到着し、甕にいけられました。
 今朝、赤い花がいくつもついていて、じっと見ていると蕾も膨らんでいくようでした。刻々と移り変わっています。ご来館の際は、ぜひ、お楽しみください。
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2012年02月28日

ナイト・ミュージアム一回目

IMG_3640.jpg
 一週間前のことになりますが、2月18日(土)に金重展の関連行事でナイト・ミュージアムをしました。この日は「触れる」会で、当館の館長が席主となって、立礼の形式でお茶をお客様にさし上げました。使用したお茶碗は金重さんの作品で、そのうちの1点は展示中の作品です。水指もそうでした(そういうわけでナイト・ミュージアムになったわけです。。。)
 呈茶のあとは、館長と金重さんとでミニトーク。

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 ナイト・ミュージアムは、金重さんの作品を身近に感じていただこうと企画した行事です。はじめての試みでしたが、ご参加いただいたお客様には楽しくお過ごしいただいたようです。一方、もっとゆっくりお茶を飲みたかった、との声もあり、「触れる」会は改善の余地がありそうです。
 土曜の夜なのに多くのお客様にご参加いただいて、本当に有難うございました!!

 ナイト・ミュージアム2回目となる3月3日(土)は「聴く」会で、お能の笛方の藤田流11代宗家藤田六郎兵衛氏にご演奏いただきます。金重さんの作品と藤田氏の笛の調べのコラボレーションです。幽玄のひとときが楽しみです(とはいえ、そそうのないようにと思うとド緊張です)。


 
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2012年01月27日

茶の湯の現代2012 入選発表


2011年に公募による作品を募りました、「茶の湯の現代」展の審査結果を美術館トップページにて公開いたしました。
入選者の一覧はトップページの「当館からのご案内」部分に貼られたリンクより、
PDFにて御覧いただけます。
 

http://www.musee-tomo.or.jp/

 応募総数 383点
 一次通過 135点
 入選   54点(うち入賞13点)


本展の大賞を受章されたのは、
●灰外達夫(はいそと たつお)氏(石川県)で、作品は
「神代杉挽曲造木象嵌水指」でした。

本年4月より予定しております、展覧会の概要など詳細が決まりましたら
ご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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2012年01月25日

初日は雪模様

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金重有邦展、21日(土)から始まりました。
内覧会から昨日にかけて、寒波到来の雪模様。
最近までずっと晴れていたのに、「なんで?」と思いつつ「金重さんらしいな」という気もします。

さて、展示はユニークな空間になりました。とくに赤い方の展示室です。右の写真です。
自己主張する個々の作品というよりも、作品の持つ間合いが響き合って、展示室全体の雰囲気をつくり変えている感じです。その雰囲気が土牛さんの書「観自在」と響き合っています。
極言すれば、土牛さんの書のための空間を、金重さんの作品がつくり出したというか。。。
これが、いわゆる「茶」の空間というものなのでしょうか。
日を追うごとに、見えてくるもの、感じるものも違ってきます。私の第一印象もどんなふうに変わっていくのでしょうか。

抽象的な分かりづらい説明ですが、赤い展示室の「間合い」は、緑の部屋ともう一つ最後の小さい部屋と比べていただけると分かりやすいです。

展覧会は始まったばかりで、まだご来館の方は少ないですが、皆様作品をじっくりと眺めてくださっています。

さて、今週土曜日は当館館長が「金重陶陽、素山、有邦について」というタイトルで講演会いたします。陶芸史的な視点を講演会でおぎなって、展覧会の見方がふくらむといいなと思っています。ご来館をお待ち申し上げます。(花)




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