2013年10月30日

藤平伸先生の小品展

 以前に、ブログにて銀座一穂堂ギャラリーでの藤平伸先生の個展を
お知らせしたのが2011年のことでした。
その後、2012年の冬に届いた訃報に、大きな寂しさを覚えた
ままあっという間に一年が過ぎようとしています。その間、先生の
世界を惜しむ複数のギャラリー(主に先生のお住まいだった京都
方面が多く)で藤平伸先生追悼展が開催されましたが、なかなか
タイミングが合わず訪れる機会がありませんでした。

いま、東京で先生の小品展が開催されています。
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「藤平伸 小品展」 現代陶芸寛土里
2013年10月27日〜11月4日 11:00-20:00
102-0094 東京都千代田区紀尾井町4−1
(ホテルニューオータニロビー階)
03-3239-0146


今回は少し古い80年代のものから、晩年の藤平先生らしい
辰砂と呉須のほのかな淡い色彩が美しい作品まで、魅力的な
ものが並んでいました。
fujihira_1.jpg

fujihira_2.jpg

掌に乗せてこっそり一人眺めていたいような水滴、小さなお地蔵さま(匣に入った
三人の不思議な可愛らしさは絶妙!でした)、魚や象、花入やお茶碗など、どれも
引き付けられる力をたたえていて、会場から立ち去り難い気持ちになります。
シリーズで同じような形を作っていても、ひとつひとつの作品の佇まい、存在感が
あり、生き物に接するような感覚でした。

東京では、これから銀座和光でも回顧展があるようですから、そちらにも
ぜひ伺えればと思っています。(高)


posted by 智美術館 at 18:48 | TrackBack(0) | 個展・展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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