2014年06月08日

色絵体験!ワークショップを行いました

週末から東京も急な梅雨いりとなり本日、日曜日も朝から雨模様が
続いています。
けれども雨にも負けず!昨日は無事に色絵ワークショップを開催しました。
キャンセルの残席などを急遽こちらのブログで募集いたしましたが、当日は
定員いっぱいに参加していただき、前田正博さんと、同窓での陶芸家で、
東京藝術大学陶芸専攻ご出身の佐々木文代さんを講師にお迎えして色絵の
制作体験をレクチャーいただきました。今回は年齢制限なしで大人も子どもも自由に
参加できるものだったのですが、募集したところ参加者はほぼ大人の方でした。
(以前の子どもワークショップの際にも、参加したいという大人の方の声多数だった
ので、やはり物づくりに興味をお持ちの方はたくさんいらっしゃることを実感しました。)

tomo_work2014_6.jpg
いざ制作スタート!の前に
説明を真剣に聴く参加者のみなさん


 今回、ワークショップで使ったのは九谷から取り寄せた白磁と、陶芸専用の色絵具が
シート状になった材料です。シートは藤本能道さんが使う和絵具(たま釉:たまぐすりと
言ったりもします)ではなく、前田さんたちが使っている洋絵具がシート状に加工
されたもので、紙の台紙ごとはさみでカットした模様を水につけて絵具部分だけを浮かせ
てから白磁に貼りつけて模様をつけるので、初めての方でも好きなようにデザインする
ことが出来ます。
使ったのは基本的な5色にピンクとグレーと、色数自体は絵画の絵具にくらべ限られている
のですが、この色絵シートが面白いのは、洋絵具が原料なので色同志を重ね合わせて貼り
つけることが出来るところです。色が重なったところは微妙に影響しあって上下の色が
透けて見えるので、とてもカラフルな仕上がりとなり、面白い効果が生まれました。

tomo_work2014_6_2.jpg
完成作は素敵で見ていると欲しくなってしまいます

 筆を使って描く色絵(上絵)は、立体で水をはじく磁器の上に絵付けをするものなので初心者
ではかなり難しく、当館では制作にも限界があるところが、今回はシートの絵具を使うことで、
半日弱の時間で作品として完成させることが出来ました。
制作ペースもそれぞれにお任せしてゆっくり時間を取ったので、皆さん集中して(静かに熱く!)
作品を作られていましたが、同じ色と器を使っていても、出来上がった模様は写真のように
それぞれに全く異なっていて、とてもバラエティ豊かに完成しました。
デザインを完成させた後は窯で色絵の温度で焼成をします。

 今回の器はそば猪口サイズなので、今年の夏はこちらで冷たいお蕎麦や素麺を
召し上がっていただいたり、アイスクリームをよそったりと皆さんの食卓で使って
頂くシーンを想像するのも楽しくなりました。美術館で展示しているやきものを作品と
して見るだけではなく、こうした体験で作る過程を知ることで、より親しみや興味を持っ
ていただいて、皆さまの身近な世界へとつながる機会になればと思っています。(高)
posted by 智美術館 at 19:24 | TrackBack(0) | ヒビツレヅレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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