2016年07月22日

「秋山陽 アルケーの海へ」展、残りの会期もわずかとなりました!

 4月より始まった「秋山陽 アルケーの海へ」展も会期残り
わずかとなりました。春のまだ肌寒い時期から始まった展覧会
も、夏の暑さ到来と共に終りが近づいています。

 その間、秋山陽先生にはアーティストトークで何度も京都より来館

いただきました。
 今展のトークでは、ご本人の実直、丁寧な言葉によって、一見、説明し
難い作品のこと、造ることについて、直接お話を聴くことが出来ました。
しかも参加者からの鋭い質問と秋山氏からの応答も行き交ったり、作家と受け手の
対話をその場にいる者で共有しながら、じっくり作品を見る機会となった
よう思います。そのおかげで、圧倒的な迫力と同時にどこか静謐な空気
が同居している作品の存在感と、作家の在り方が根本でつながっている
ことが実感できました。

 また、言葉にならない何ものかを制作を通じ深く思考し、形に結晶さ
せるという行為は、形が秋山作品のような大きく造形的な物であっても、
掌に乗る器の形をとっていても、或いは多くの真摯な作り手が求める、
共通する目標(おもい?)なのかもしれないなぁ、とも思いました。
(今回、そのような“アルケー”への反応を、何人かの、秋山展にいら
していただいた作り手から聞いた気がします。)そしてこうした「行為」
を土で行い得る日本のやきもの、陶の土壌の豊かな流れや不思議さを
改めて感じる機会ともなりました。

 と、長くなりましたが、いま生まれつつある作品と出会い、作り手のアイ
デアや言葉に触れながらアレコレと考え、思いを新たにしたり、何かに
気がついたりできるのは、現代の物を扱う美術館ならではの醍醐味です!!
 あと2日間、土曜と日曜を残すのみとなりますが、新作を含めこれだけのボ
リュームで秋山作品をご覧いただける機会は貴重と思いますので、ぜひ多く
の方にお運びいただければと思います。

 そして、秋山展後の次回の展覧会チラシも既に配布していますので、
遅くなりましたがこのブログでも掲載させていただきます。(高)
posted by 智美術館 at 18:59 | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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