2016年09月22日

六田知弘さんの個展(〜9/24日)

ただいま、当館にて特別出品のかたちで展示させていただいている、
写真家の六田知弘さんの写真展「火/風ノ貌」が、中央区京橋の加島美術さんで
開催されています。
 六田さんの作品は、以前にもこのブログにて少しご紹介させていただきましたが、
自然をテーマにしたシリーズの新作発表の個展になります。

写真家 六田知弘展「火/風ノ貌」
日時: 9月24日(土)まで 10:00〜18:00
場所: 加島美術 東京都中央区京橋3-3-2 (東京スクエアガーデン脇)

http://www.kashima-arts.co.jp/events/ka-fu_no_bo/index.html

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 初日のご挨拶の際にお邪魔して拝見させていただきましたが、今回の「火と風」
をテーマにした作品展でも、広大な世界を独特な眼で切り取る、六田さんの視線の静謐さ
や強さといったものを感じることができました。
 印象的だったのは、作品ももちろんですが、ご挨拶で仰っていた六田さんの言葉でした。
それは、写真に捉える対象として向き合う中での自然の強さ(怖さでもあり)や、大きなもの
に向かう畏怖について仰っていたのですが、六田さんの写真を見ていると、単なるイメージ、
映像の美しさといったものではなく、時折何か不思議な存在感や気配を作品に感じることが
あります。普段の生活ではつい鈍感になっているせいで通り過ぎてしまいがちですが、
自然とは、向き合うと怖いもの、手におえない力を内包した存在であること、これらの写真
は六田さんの身体がその中に入り込んで、息をする中で写し取ったものなのだと、ある意味
では当たり前の事だったのですが、ご本人の言葉によって改めてそのことに思いいたりました。

 智美術館の展示では、モノクロームで那智の瀧を大きく写した一点を展示させていただいて
いますが、今回の「火」の写真も特にモノクロームの一点がとても魅力的でした。(高)

posted by 智美術館 at 19:49 | TrackBack(0) | 個展・展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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