2011年07月10日

「川瀬忍の青磁」展が始まりました!


 昨日から、今夏の展覧会、
川瀬忍の青磁 天青から 静かなる青へ 
が無事に始まりました。

本展の展示は、出品のほぼ全てが青磁作品ですので、
置きあわせてみると、会場の空気がそれだけで少し涼しくなった気が
します。そして当館は展示室自体が壁や展示台など色の組み合わせで
作られているので、それが作品の色と上手く合うのか、心配していた
面もあったのですが、(作品の力で!)とても引き締った空間になった
ようです。

…と、ここで展示室の引きの写真などで少し様子をご紹介出来れば、
と思ったのですが、以前にブログに書いたように、青磁の色や作品の空気を
写真で伝えるのはとても難しくたらーっ(汗)、本日は断念いたしました。

撮影露光が長いと青が飛んでしまうし、プロ用ではないカメラで写すと
形の良さが伝わらないし、デス。これは誇張でもなんでもなく、人間の眼で
見ないと、もったいないと思いました。展示の照明を調節したスタッフ自身も、
少しライトを見過ぎると、青の感覚が分からなくなるほど、繊細な色なのです。

代わりに、館の外に広がった、本日の空の写真をご紹介させていただきます。
7_10_2.jpg

7_10.jpg

今日は本当によく晴れて、雲ひとつない晴天でした。
関東の梅雨はまだ空けていないようですから、その合間の、雨過天青と
いえるかもしれません。
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2011年05月13日

久しぶりに東京タワーが点灯

本日、久しぶりに東京タワーに、灯りがともっています。

節電のため、最近は暗くなっても真ん中の帯(展望階ですね)の、
「がんばろう!」の意味だと思われるハートがつながったマークと、
飛行機用の赤ランプがつくだけだったのに、

今、うっすらピンクの白い灯りが、ストライプについています。
前の通常照明のようにピカっと照らすのではなく、時々行っていた、
抑えた感じの照明が、それでもなんだか、元気を分けてくれる気がします。

 そして先程、次回の展覧会のため準備をしてくださっている
川瀬忍先生の工房でも、いま、最後の攻めの還元が終わって、火を止め
ました、とのご連絡をいただきました。


今、窯の中は900度で、まだ赤いですが、ちょっと、中が見にくく
なってきました。(1200度の時は透き通るような透明です)
青磁は、静かに、温度が冷めるのを待っています。


 期限ぎりぎりまで、新作をねばられる予定とのことですが、
明日窯を開けた時を想像し、ハッとするような、「唯ひとつ」が生まれることを
祈りたくなりました。

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2011年05月03日

その色、質感をどう写すか…


撮影_1.jpg

先日、次回の「川瀬忍の青磁展」のための撮影を行いました。
展覧会のための作品選定、資料整理も日々汗をかきつつ、行っていますが
ありがたいことにこの展覧会のため、川瀬氏の作陶歴の中でも最初期の青磁から
新作までが集まる、貴重な機会となりました。

 川瀬先生は、やきものがお好きな方なら一度は名前をきいた事があると
思うのですが、現代の日本で青磁、といえば必ずお名前があがる方です。
ですからそのキャリアも大変長く、最初期というのは、1970年頃、最新作
は今まさに作っていただいている最中!という、制作のスパンも数えると
実に40年に渡る変遷があるのです。
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2011年03月06日

エル・アナツイ展

先日、神奈川県立近代美術館・葉山館で、「彫刻家エル・アナツイのアフリカ展」を見て来ました。
めちゃくちゃイイ展覧会でした。

大阪の民博からの巡回展で、西欧の「アート」という枠組みを、軽々と超える仕事で、アフリカの風格を感じさせる作品群に圧倒されました。
もちろん、作品の背景には、アナツイさんの出自(ガーナ)や職場(ナイジェリア)、あるいは西アフリカの歴史・文化、そこに住む人々の生活があるのですが、それらの根深い要素を、作品へと昇華させる創造の力にシビレました。
象徴性と批判精神を湛え、そして崇高で、まさに芸術的でした。
見終わった後、澄みわたって大きな気持ちなりました。気づかないうちに、高みに上がっているという感じです。
百聞は一見に如かずですから、作家や作品の詳細についてはここでは触れませんが、崇高さを体感させる展覧会は、そんなにあるものではありません。作品を見ているうちに、何だかわからないけれど、感極まってくる、という類のものです。音楽を聴いてそうなるのとほぼ同じ感覚です。

抜きん出た美術や工芸は、作品という姿を借りて、見る者を陶酔させながら、一方で、現代社会のあらゆる問題をラジカルに伝えるものだと改めて思いました。
展覧会は今月の27日までです。ご都合がつけば、是非、アフリカを体感してみてください。(花)
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2011年03月05日

気になっている展覧会(たち)

 東京には春一番も吹いて、雨が降る日も増え、と着々と季節は
巡っているようですが、それにしても寒い日々が続いています。
寒さと花粉のダブルパンチは、余計もうやだ〜(悲しい顔)です。今年の飛散は大量と聞き、
私も、今年は油断せず耳鼻科に行っておこうと思いつつ、まだ実行出来て
いません。。

 ただ、今週末は朝から快晴が続き、当館の展覧会も今月21日までという
ことで段々、ご来館いただくお客様の数も増えてきています。鈴木藏先生の
過去から現在までの作品をこれだけ一度に見ていただく機会もなかなかあり
ませんから、皆様、ぜひお見逃しないよう、お待ちしています。

●流旅転生 鈴木藏の志野展
3月21日(月・祝)までです!


ところで自分の館の展覧会もそうなのですが、他館さんの展覧会も、ついまだまだ大丈夫と
思っているうちに、見逃してしまうことが結構あります。

 これから行きたい、と気になっている展覧会を今回は少しご紹介させていただこうと
思います。
都内の大きな美術館の展覧会についてはどこにでも情報はあるでしょうから、比較的
知られていなそうなものにしました。
(まだどれも行ってはいないので、ご興味があれば、というものです。)
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2011年01月30日

造り続けるということ。(展示の風景から…鈴木藏先生の茶碗)

 
 今日は、昨年から開催している鈴木藏先生の展覧会から、前回ご紹介した
「流旅転生」の部屋とは逆の、もうひとつの展示室をご紹介したいと思います。


IMG_SUZUKI2.jpg続きを読む
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2011年01月29日

自然の不思議(脅威!)

ロマネスク1.jpg


 あまりのインパクトexclamation&questionに、先ほどお昼休みに、
思わず野菜を衝動買いしてしまいました。

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2011年01月02日

新しい年の風景

2011_newyear.jpg

 ロンドンに住む友人から、メールで新年の便りが送られてきました。
 友人はむこうで「音」を作品にする活動を続けています。

ここにこうして紹介したくなったのは、写真に写っているポストイットが、
空に浮かんでいるようで、自分だったら撮らないような発想の一枚に、
彼女の「眼」を感じて、スキっと爽やかな心持になったからです。
私だったら「ガラスはなるべく写りこまないようにしとこ」くらいにしか
考えないんじゃないかなー、と。

 元旦のロンドンも、晴れていたようで、地球の裏側の新年までも
こうして一緒に楽しむ事が出来るのが、少し嬉しくなりました。(高)


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2010年12月26日

本年もありがとうございました

 当館の年内の開館も本日で終了となりました。
ご来館いただきました皆様、展覧会、当館行事にご協力いただきました皆様、
どうもありがとうございました。

今年も国内外では、様々なニュースが駆け抜け、日々世界が容赦なく変化し
続けるのを実感する一年でした。そんな中で、動き続けるものと、動かない
もの、何か心と身体に残る出来事を具体的な物を通じて、展示の場で残す事
が出来た一年であれば幸いだなと、思います。

 来年は、新年早々、2011年1月2日(日)より通常通り開館いたします。
来年も、充実した展示を目指しスタッフ一同励みたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いたします!



yogo_image.jpg

追伸:第4回菊池ビエンナーレの結果は、新年早々に発表の予定です。
HPにもアップいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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2010年09月26日

「茶碗の本質は矛盾にある」

 昨日、当館で、「現代の茶」展にちなんだ関連行事がありました。この行事は、「呈茶+作家と語る」というもので、出品作家にお越しいただき、お話をうかがうものです。昨日は、全6回のうちの3回目で、名古屋から加藤高宏さんがいらして下さいました。

 加藤さんは、現在30代後半の陶芸家で、出品作家29名のなかで最年少です。学生時代に、アジア、ヨーロッパ諸国を遍歴し、(気がついたら?)、1年半近くを過ごしていたというユニークな経歴の持ち主です。昨日は、旅の思い出をご披露いただいたのですが、なんと、旅路の異文化体験によって、自分のルーツに目覚めて、帰国したら(家業でもある)やきものをやろうと思ったとのお話でした。最初から、茶碗をつくろうと思っていたそうです。
 
 加藤さんは、こう考えたのです。日本人の文化のもっともユニークな部分と、自分の出来そうなこととの交点が、茶碗づくりではないかと。

 対談の聞き手役の林屋館長によれば、以前は、茶碗づくりは、陶芸家としてのキャリアを積んでから、という考え方があったそうです。そんな既成概念とは関係なく、若い頃から徹底して茶碗づくりに挑んでいるのが、当代樂さんと加藤高宏さんなのです。そういえば、お二人とも茶碗に対する考えが明確です。

 加藤さんの茶碗に対する考え方のなかで、一番興味深かったのは、「茶碗の本質は矛盾にある」というお話です。
 一服のお茶には、その人の人生を受け止めるだけのものがあり、それに応えるには、生半可な茶碗ではだめなのだそうです。つまり、使い勝手が良いだけ、というのは、中途半端なお茶碗なのでしょう。そして、造形的であろうとすればするほど、使い易さからは遠のいていくのです。加藤さんだって、使い易さとか、おいしさとかを否定しているわけではありません。ただ、現代という時代に応える造形を追い求めていくと、どうしても使い易さとの間の矛盾に陥ってしまう、ということでした。

 加藤さんの言葉には重みがありました。茶碗づくりには、さまざまな問題が凝縮されていて、おそらく作陶を通じて、それらの問題と向き合わざるを得ないのでしょう。あと、こんな風にもおっしゃっていました。「物つくりは、勝手につくっているのではない。そこには膨大な背景があって、つまり、時代が作家につくらせているのだ」と。

 現代は、矛盾に満ちたものをつくらせる時代なのかもしれません。当館の「現代の茶」展も、ある意味、矛盾をはらんでいて、それが「実験的」な展覧会としかいえない理由です。加藤さん自身の言葉から、思わず、この展覧会の核心まで見えちゃったような対談でした。(花)
 
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2010年07月11日

智恵子抄展―展覧会が終わりました

 始まった時は、これからしばらく、と思っていても数カ月という期間はあっと言う間に過ぎてしまいます。

 4月末からの展覧会も、本日で終了となりました。

御来館いただき、展示を御覧くださった皆さまに御礼申し上げます。

それから、これらの作品をご拝借した所蔵家の方、
お世話になったご協力者の皆さま、

そして光太郎さん、智恵子さんへも、

ありがとうございました。

 展覧会というのは、ひとつが過ぎる度、色々なひとの思いと
協力があって、ひと時、一期一会に表れる空間であることを
実感します。
今回は、また「言葉」も絵画や彫刻や陶磁器などの作品と同様、
その場その場で、出会う度に異なるものになるということを
感じました。

 雨男だったという光太郎さんらしく、最終日の今日も夕方から
弱い雨が降る一日となりました。(高)



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2010年06月10日

高村山荘の風景(岩手県花巻市)

hanamaki3.jpg


案内
三畳あれば寝られますね。
これが水屋。
これが井戸。
山の水は山の空気のやうに美味。
あの畑が三畝(せ)、
いまはキヤベツの全盛です。
ここの疎林がヤツカの並木で、
小屋のまはりは栗と松。
坂を登るとここが見晴し、
展望二十里南にひらけて
左が北上山系、
右が奥羽国境山脈、
まん中の平野を北上川が縦に流れて、
あの霞んでゐる突きあたりの辺が
金華山沖といふことでせう。
智恵さん気に入りましたか、好きですか。
うしろの山つづきが毒が森。
そこにはカモシカも来るし熊も出ます。
智恵さん斯ういふところ好きでせう。

(昭和24年10月30日)


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2010年06月02日

載せられなかった言葉から(詩の紹介)

 智恵子抄展も、約一か月が過ぎました。

 展示の内容は、彫刻、詩、紙絵と、これまでやきものが主だった
当館の展覧会とは違っていて(もちろんどんな展示でも見方は
個々人で異なるのですが)、いつも以上にひとりでじっくりと見る
のがいいのかな、と勝手に思ったりもしています。

 というのも、おそらく今までと異なるのが、今回の
展示では「言葉そのもの」がひとつの大きな力になっているからです。

 今回の展覧会準備のため、高村光太郎全集を手元に置いて、色々と
読みました。全22巻(増補版。1957年刊行の18巻にその後の補遺と別冊が加わって改定されています)の全集には、詩、評論、書簡、
諸資料など、光太郎が残した足跡がぎっしりと詰まっています。

仕事柄、物(作品)を通して作家や、その人の何が見えるだろうと、考える
ことはあるのですが、今回の準備では残された「言葉」を通して、人を見るという経験をしたように思います。
 
 文筆家には文筆家の世界があって、言葉の巧みな人、物語を
紡ぐのが上手い人、色々いますが、光太郎の言葉は、率直で、ごまかしのない
潔さがあり、また不要な要素を削り、肝心な部分を一目で捉える彫刻のような骨太さがあります。

そして確かに時代を越えて、読んだ人に
「そこに光太郎がいる」という感覚を残すものだと感じました。
 絵画や彫刻、そしてやきものなど、「物」で残る人も多いけれど、
活字として、言葉の中に生命を残すことが出来る才能というもの
も…すごいものです。

言葉の世界、さらに言葉で人を打つ「詩」の力を再確認した機会でもありました。

 光太郎の言葉には、様々なものがあります。『智恵子抄』でも、
限られた空間、図録の中では紹介しきれなかったものがあるので、
展覧会に限らず読んでいただければと思うのですが、今日はふたつの
「道程」をご紹介します。


道程

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため


光太郎の詩でもおそらく一番有名な「道程」は、現在は上記の9行
の形で、処女詩集「道程」(大正3年10月、自費出版)に掲載
された
かたちのものです。けれど、同年の雑誌『美の廃墟』3月号に初めて掲載された際には、
102行から成る長いものでした。展示では雑誌の一枚目だけを開いているので、
先が気になる方もいらっしゃると思い、
長いものですが、↓掲載してみます。続きを読む
posted by 智美術館 at 14:07 | TrackBack(0) | ヒビツレヅレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月11日

ゾクゾク集まりはじめています!

 先月末からの智恵子抄展、やっとオープンいたしました。
展覧会情報、内容についてなどまたお知らせしたいことが
たくさんあるのですが…が。

あっという間に、もうGWも過ぎて、5月も半ばにさしかかる頃。

 準備期間中、すっかりブログ更新を滞らせてしまったため、
美術館の池では生まれたオタマジャクシもいつの間にかスイスイ
泳いでいたり(足は未確認)、お邪魔させていただいた個展の
事も書けずじまいに雨

少し気を取り直して、なるべくまた様々な事を書きこんでいきたい
と思います!


そしてタイトルの何が集まってきているか、ということですが、
智恵子抄展が始まったばかりですが、次回の茶陶展のための作品です。
7月末からの開催の展覧会のため、今回は九州から東北まで、29人の
作家の方にご参加をお願いしています。

今日も2作家の方から、かなり大ぶりな、力のこもった作品を
お寄せいただきました。
作品が届いて梱包を解く時は、何が出てくるのか、本当にどきどき
してしまいます。これからまだまだ、新しい作品がやってくるのかと
思うと、当分そんな日々が続きそうです。(高)

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2010年05月05日

高村光太郎・智恵子展始まりました

長い間更新せず、すみませんでした。
4月29日から高村光太郎・智恵子展はじまりました。
皆様のお立ち寄りをお待ち申し上げます。

展示作品は限られておりますが、
光太郎をしのぶことのできる内容です。
光太郎を好きな人はともかく、
長年彼をナゾに思っていた人にもおススメです。
彫刻は、小品であれ、光太郎の造型の魅力に触れることができます。
「美しきものみつ」の書も、無駄のない線で、ストイックな厳しい一面を持っていたことを伝えます。

ところで、展覧会の準備を通して、
身の回りに、隠れ光太郎ファンがずいぶんいることを知りました。
皆、30代から50代の男性です。

詩人、彫刻家、評論家、近代の自我に目覚めた人など、
光太郎にはたくさんの顔があります。こういう人と、決めつけられないところが、巨人たる所以でしょうか。

そうは言っても、あまのじゃくな私としては、どこかしらケチをつけたい衝動もあります。。。今、しばらく光太郎のことを考えて過ごそうと思います。(花)
posted by 智美術館 at 17:37 | TrackBack(0) | ヒビツレヅレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月16日

新日曜美術館で展覧会が紹介されました

 2月14日の朝の新日曜美術館、アートシーンで現在
開催中の藤本展をご紹介いただきました。

 ちょうど45分の特集の方も魯山人のやきものがテーマで、
偶然ですが、当館の林屋館長と、加藤登紀子さんがゲスト
コメンテーターとして出演の回でした。
もし見逃した方は、45分の方は夜の再放送が今週末にあると
思いますので、ぜひご覧ください。
(もちろん、裏の竜馬を見ている方も多いでしょうが、今回の
魯山人もいいですよ!)
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2010年01月03日

2010年もどうぞよろしくお願いいたします

新年、明けましておめでとうございます。
あっという間に年が明けて、智美術館も1月2日より平常通り
開館しています。本年も、どうぞよろしくお願いします。

新しい年が開けて3日、レストランと美術館へのお客様や近くの
ホテルオークラを利用する方以外は、周辺にはあまり人気もなく、
まだ街が静かです。

 ところで、国内では初めて元旦に月食があったそうですやや欠け月
太陰暦の頃は「新月=月の始まり」だったので、日本で元旦に月が
欠けたのは初めてのことなんだそうです。

 東京では大晦日からすっかり晴れて、月が本当に綺麗に見えていた
のですが、欠けたのは午前3時〜4時らしいので、残念ながらその頃
空を見ておらず、私は見逃してしまいました。
ただ、11時過ぎに雲ひとつない夜空に満月が輝いてるのを見た時には、
明日からは21世紀も次の10年期に入るんだなぁと、感慨深いものが
ありました。続きを読む
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2009年12月27日

今年も有り難うございました

 整理整頓の苦手な私ですが、下手なりに、仕事場のお掃除をいたしました、約3日間をかけて、(高)と、もうそろそろブログを書き始めるはずの(島)と。
 いつもはなんとなく捨てられないものと、この機会におさらばしました。必要になる日がくるかもしれないと、ずっと取っておくのですが、結局、何年間も手付かずなんですよね。デトックスみたいな気分です。来年もいい空気を吸えますように。

 今年開催いたしました加藤三代展、菊池ビエンナーレ、前田正博展、そして開催中の藤本能道展と、ご来館いただきました皆様、また、ホームページを見てくださっている皆様方には、本当にお世話になりました。美術館が、少しでも、皆様のお役に立つことがありますように、と思います。
そして、
来年もどうぞよろしくお願いいたします。(花)
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2009年12月24日

展覧会から―作品紹介

 今日はクリスマスイブですが、東京は朝から気持ちの
良い晴天で、最近の寒さも少し和らいだ一日でした。

 一階のレストランでは、お昼の時間帯には美味しそうなカオリが
漂い、プレゼントやお花に、素敵な時間を過ごしていらっしゃる様子
の方たちが。(うーん、クリスマスにこんなごちそう…羨ましい!と
少しお腹が鳴ってしまいました。)

 明日を過ぎると、今度はお雑煮まで指折りの日々ですが、美術館・レストランとも
年内は27日までとなりますので、どうぞよろしくお願いします。

 そして、展示中の藤本作品から一点ご紹介したいと思います。

1211_2.jpg

《色絵鴨之図四角筥》 高11.0×30.2×30.2 1977年続きを読む
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2009年12月13日

「豊かさ」について教えてもらったこと

 日本を拠点に世界で活躍する(ノマッド的と言えるのかもしれない)著名な美術作家から、幸運にもお話を伺う機会を得た。どのエピソードも示唆に富み、あじわい深く、聞き漏らさないようにがんばった。
 印象的だったのはレパートリーの話。たとえば、ミシュランの星の話。
食通のその作家は、ミシュランの星は、やはり指標になるという。名店として知られ、ご自身も贔屓にしている店に星がない場合、そこには然るべき理由があるのだそうだ。店の方向性を、時流から切り離しすぎていたりして、たとえそれが確固たる信念によるのだとしても、それでは幅広いお客にアピールするのは難しいのである。
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